IPTW後の 重み付きロジスティック回帰
逆確率重み付けを考慮したロジスティック回帰分析により、二値アウトカムに対する治療効果を推定します。
解説
重み付きロジスティック回帰により、IPTW処理済みデータの二値アウトカム(治療成功/失敗、発症/非発症など)に対する治療効果を推定します。
IPTWによって算出された重みを各観測値に適用することで、疑似母集団における治療効果を推定し、選択バイアスを調整した因果効果の推定が可能になります。
この手法は、観察データにおいて二値の結果変数に対する治療効果をより信頼性高く推定することができます。
利点
- 二値アウトカムの因果推論: ロジスティック回帰により、オッズ比やリスク比を用いた治療効果の推定ができます。
- 全データの活用: マッチングと異なり、全てのデータを利用できるため統計的検出力が維持されます。
- 因果効果の推定: ATE(平均治療効果)、ATT(治療群における平均治療効果)など、異なる因果効果パラメータを推定できます。
- 解釈しやすい結果: オッズ比や予測確率として結果を解釈でき、臨床的な意味づけが容易です。
欠点
- 極端な重みの影響: 傾向スコアが0や1に近い場合、極端に大きな重みが生成され、推定が不安定になる可能性があります。
- 重みの評価が必要: 重みの分布や変動係数を慎重に評価し、必要に応じてトリミングなどの調整が必要です。
利用するカラム
Reactive stat では、逆確率重み付け (IPTW) で作成した “__iptw_weights__” カラムを利用してこの解析を行います。
このカラムには、傾向スコアの逆数に基づいて計算された重み値が格納されており、ロジスティック回帰分析において各観測値の重要度を調整するために使用されます。
分類内容 | 値 | |
{{ item.tag }} |
データの取り扱い
- データインポート
- データの読み込みは、ブラウザ内で完結し、外部へのデータ送信は発生しません。
- データ保持
- 読み込んだデータはブラウザ内に保持されます。
- ブラウザのセッションが終了または全てのタブが閉じられると、保持していたデータは自動的に破棄されます。
- データの安全性
- ブラウザがクラッシュした場合でも、10分経過すれば次回の起動時にデータは安全に消去されます。
- 共用のPCでの使用も考慮し、データの外部漏洩のリスクを最小化しています。
クラウド R を利用する時のデータ送信
- 最小限のデータ送信
- 外部のRサーバーへ送信されるデータは、数値計算に必要な最小限のセットに制限されています。
- 送信データは解析に必要なサブセットのみに限られます。
- ユーザーコントロール下のデータ送信
- 送信前に、どのデータが外部サーバーへ送信されるのか内容を確認することが可能です。
- データの送信はユーザーの操作により行われ、自動的な送信は行いません。
- クラウド R 出力結果の保持
- クラウド R からの出力結果は、将来の自動翻訳や自動解説の機能実現のため、サーバーがデータベースに保持します。
- その際に、送信者の情報や、計算元となるデータなど、プライバシーに関わる情報は保持しません。
- 通信経路も全て暗号化していますので、たとえプライバシーに関わる情報が含まれていたとしても、通常は漏洩する恐れはありません。
AI による解説を利用する時のデータ送信
- 最小限のデータ送信
- 外部のAIサーバーへ送信されるデータは、クラウド R の出力結果と、用いた統計手法の徐放です。
- ただし、クラウド R の出力結果に連続した数値データが含まれる場合は、AI にデータ形式を認識させる目的で、連続データの最初の行のみを送信します。
- クラウド R 出力結果の保持
- AI による解説内容は、将来の品質向上などのため、サーバーがデータベースに保持します。
- その際に、送信者の情報や、計算元となるデータなど、プライバシーに関わる情報は保持しません。
Reactive stat において、統計データの変数は、通常の数値や文字列として扱われます。 したがって、日付や時間の概念は直接的にはサポートされていません。
統計計算を行う際には、日付や時間の差分を数値として事前に用意しておく必要があります。
チェックされた行が削除対象となります
削除対象の行
データ入力
AI による R コードの解説
R の出力結果
R出力図形
AI による R 出力結果の解説
- データ: カラム名 (列名) をそのまま記述するか、"列名" のようにダブルクォートで挟んで指定
- 算術演算子: +, -, *, /, ()
- 基本関数: abs(), sqrt(), pow(), exp(), log(), log10()
- 三角関数: sin(), cos(), tan(), asin(), acos(), atan()
- 丸め関数: round(), floor(), ceil()
体重 / pow(身長, 2)
, "体重" / ("身長" * "身長")
{{ column }}
{{title}}
データ
設定
{{ iptwSettings.responseVariableColumn }} = "{{ iptwSettings.valTreated }}" が処理群で、その他の値は対照群(コントロール)です。
重み付きロジスティック回帰では、処理群の効果を推定するための説明変数として扱います。 重み情報は " {{iptwWeightsColumnName}} " カラムに保存されています。
これは、{{ iptwExplanatoryColumns.join(', ') }} を用いて計算された結果です。 事前の逆確率重み付けの情報がありません。
逆確率重み付け に引き続いて実行する場合には、情報が読み込まれます。
...(候補が多すぎます)
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分析
クラウド R 分析