数式変換
計算式による変数変換機能は、データセット内の複数の列 (カラム) を組み合わせて新しい変数を作成する機能です。 この機能により、既存のデータから新しい指標や評価基準を計算することができます。
基本的な使い方
計算式の入力
計算式入力欄に、以下の要素を組み合わせて計算式を入力します。
- データの指定方法:
- カラム名をそのまま記述 (例: 体重)
- ダブルクォートで囲む (例: “体重”)
- 使用可能な演算子:
- 四則演算: +, -, *, /
- カッコによる優先順位指定: ()
- 利用可能な関数:
- 基本関数: abs(), sqrt(), pow(), exp(), log(), log10()
- 三角関数: sin(), cos(), tan(), asin(), acos(), atan()
- 丸め関数: round(), floor(), ceil()
計算例
- BMI (Body Mass Index) の計算:
体重 / pow(身長, 2)
“体重” / (“身長” * “身長”)
- 対数変換:
log(収入)
- 複合的な計算:
sqrt(pow(x座標, 2) + pow(y座標, 2))
利用可能なカラム一覧
- 利用可能なカラムが自動的に表示されます
- これらのカラム名を計算式に直接使用できます
- 特殊文字を含むカラム名はダブルクォートで囲むことを推奨します
変換結果のプレビュー
- 入力した計算式の結果がリアルタイムでプレビュー表示されます
- エラーがある場合はエラーメッセージが表示されます
- 計算結果が正しいことを確認してから実行してください
新しい列の作成
- 計算結果を保存する新しい列の名前を入力します
- 既存のカラム名と重複しない名前を指定する必要があります
- 不正な列名の場合は警告が表示されます
注意事項
- 数値として解釈できないデータは “” (空白文字列) となります。
- ゼロ除算や不正な計算式はエラーとなります。
- 大量のデータを処理する場合は計算に時間がかかる場合があります。
- 作成した列は元のデータセットに追加され、以降の分析で使用できます。