p値ハッキングと HARKing
科学の再現性を脅かす二つの問題
「再現性の危機(Replication Crisis)」という言葉をご存じですか? 心理学の論文100本を追試した大規模研究(Open Science Collaboration, 2015)では、 元の論文と同じ有意な結果が再現できたのはわずか39%でした。
この背景には、p値ハッキングとHARKingという二つの問題が深く関わっています。
このレクチャーでは以下のトピックを扱います:
- p値ハッキング(p-hacking)とは何か
- 複数検定による偽陽性率の増大
- HARKing(Hypothesizing After Results are Known)とは何か
- ファイルドロワー問題と出版バイアス
- これらの問題を防ぐための事前登録とオープンサイエンス