エクセルマクロ変換処理一覧

「対応表」シートに記載して利用する変換処理の一覧になります。

一つの項目に対して複数の値を設定する場合、データ列は , で区切って指定し、その他のパラメータは | で区切って指定します。
:

  • データ列に複数の列、例えば 身長体重 を設定したい場合
    • データ列に “身長,体重” と指定
    • 値がそれぞれ 180、72 であれば、値(1) が 180、値(2) が 72 となります
  • 入力パラメータ(1) に “A”、入力パラメータ(2) に “B” を設定したい場合
    • 入力パラメータ に “A|B” と指定

実際のサンプルデータを用いた解説は エクセルマクロ作成の手引 にありますので、併せて参考にしてください。

一時変数に値を設定したい場合などに利用します。

項目説明
データ列-
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力入力パラメータに設定した文字列をそのまま出力します。

データ列には列を一つ (ないし複数) 指定します。
複数指定した場合は、データ列の内容を連結した文字列が対象となります。

項目説明
データ列列を一つまたは複数指定します。複数指定時は連結されます。
入力パラメータ比較したい文字列を複数指定することができます。

*NOT EMPTY**NOTEMPTY*"" 以外の全文字列に合致します。
*EMPTY*"" に合致します。
左側から順に評価されます。
出力パラメータそれぞれ合致した場合の出力文字列です。
入力パラメータと同数が必要です。
*AS IS**ASIS*指定時は入力文字列をそのまま出力します。
出力条件に合致した出力パラメータの値

使用例:

  • 入力パラメータ が "*EMPTY*|*NOTEMPTY*"、出力パラメータ が "空白です|*ASIS*" の場合
    • データ列の値が "" であれば "空白です"100 であれば 100 を出力します。

指定された変数に保持された内容がクリアされます。通常、一時変数の後処理に使用します。

項目説明
データ列-
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力指定された変数の内容をクリアします。
一時変数の再利用や後処理に使用します。

データ列で指定された日付データを NCD 形式に変換します。指定された要素名の末尾に _YYYY, _MM, _DD を付与した 3 つのデータを出力します。

他の変換項目とは異なり、複数行出力されます。

項目説明
データ列日付時刻
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力データ列名に_YYYY, _MM, _DD を付与した 3 つの NCD 形式データ

使用例:

  • データ列名が "DATE_HOSP" で値が "2024/01/04" の場合
    DATE_HOSP_YYYY: 2024
    DATE_HOSP_MM: 01
    DATE_HOSP_DD: 04
    

日付時刻データから、hh:mm 形式の文字列を出力します。

項目説明
データ列日付時刻データ
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力hh:mm形式の文字列

データ列の 1 番目の値(分)を 60 で割った整数値を出力します。データ列(分)が "" の場合は 0 として扱います。

項目説明
データ列時間(分)
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力60で割った整数値
データ列が "" の場合は 0 として処理します。

使用例:

  • 値 に 90 (分) が入っている場合、出力は 1 です。
  • 値 が "" の場合、出力は 0 です。

データ列の 1 番目の値(分)を 60 で割った余りを計算します。データ列(分)が "" の場合は 0 として扱います。

項目説明
データ列時間(分)
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力60で割った余り
データ列が "" の場合は 0 として処理します。

使用例:

  • 値 に 95 (分) が入っている場合、出力は 35 です。
  • 値 が "" の場合、出力は 0 です。

データ列 1 番目の値が日付として有効であり、かつデータ列 2 番目の値が入力パラメータと一致する場合に、データ列 1 番目の値を出力します。 死亡年月日 での利用を想定しています。

項目説明
データ列値(1): 判定対象の日付
値(2): 判定条件となる日付
入力パラメータ判定条件と比較する値
出力パラメータ-
出力条件を満たす場合のみデータ列1番目の値(日付)

使用例:

  • 値(1) に "2023/10/27"、値(2) に "死亡"、入力パラメータ に "死亡" が入っている場合、出力は "2023/10/27" です。
  • 値(1) に "2023/10/27"、値(2) に "生存"、入力パラメータ に "死亡" が入っている場合、出力は "" です。
  • 値(1) が日付として無効な場合、出力は "" です。

データ列 1 番目の日付からデータ列 2 番目の日付までの日数を計算して出力します。

項目説明
データ列値(1): 開始日
値(2): 終了日
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力開始日から終了日までの日数

使用例:

  • 値(1) に "2023/10/26"、値(2) に "2023/10/27" が入っている場合、出力は 1 です。
  • 値(1) に "2023/10/27"、値(2) に "2023/10/26" が入っている場合、出力は -1 です。
  • いずれかのデータ列が日付として無効な場合、出力は "" です。

データ列 1 番目の日付に、データ列 2 番目の日数を加算した日付を出力します。

項目説明
データ列値(1): 加算対象の日付
値(2): 加算する日数
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力データ列1番目の日付にデータ列2番目の日数を加算した日付

使用例:

  • 値(1) に "2023/10/27"、値(2) に 3 が入っている場合、出力は "2023/10/30" です。
  • 値(1) が日付として無効、または 値(2) が数値として無効な場合、出力は "" です。

データ列 1 番目の時刻からデータ列 2 番目の時刻までの差を分単位で計算し、出力します。日付を跨ぐ場合も考慮されます。2つの時刻のフォーマットは同じでなくてはなりません。

項目説明
データ列値(1): 開始時刻
値(2): 終了時刻
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力開始時刻から終了時刻までの差を分単位で計算し出力します。
日付を跨ぐ場合も考慮されます。

使用例:

  • 値(1) に "10:00"、値(2) に "10:30" が入っている場合、出力は 30 です。
  • 値(1) に "23:00"、値(2) に "01:00" が入っている場合(日付を跨ぐ)、出力は 120 です。
  • いずれかのデータ列が時刻として無効な場合、エラーが発生する可能性があります。

複数のデータ列の値を数値として加算し、合計値を出力します。データ列に "" の値がある場合は 0 として扱います。全てのデータ列の値が数値として有効である必要があります。

項目説明
データ列値(1)~値(N): 加算対象の数値
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力全てのデータ列の数値の合計を出力します。
データ列に "" の値がある場合は 0 として扱います。
全てのデータ列の値が数値として有効である必要があります。

使用例:

  • 値(1) に "10"、値(2) に "20"、値(3) に "30" が入っている場合、出力は "60" です。
  • 値(1) に "5"、値(2) に "" が入っている場合、出力は "5" です。
  • 数値として無効な値は 0 として扱われます。

データ列 1 番目の値からデータ列 2 番目の値を引いた差を計算し、出力します。データ列に "" の値がある場合は 0 として扱います。

項目説明
データ列値(1): 引かれる数
値(2): 引く数
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力データ列2番目の値からデータ列1番目の値を引いた差を出力します。
データ列に "" の値がある場合は 0 として扱います。

使用例:

  • 値(1) に "10"、値(2) に "20" が入っている場合、出力は "10" です。
  • 値(1) に ""、値(2) に "5" が入っている場合、出力は "5" です。
  • 値(1) に "10"、値(2) に "" が入っている場合、出力は "-10" です。
  • 数値として無効な値は 0 として扱われます。

データ列の値を入力パラメータで乗算し、結果を出力します。データ列または入力パラメータが "" の場合は 0 として扱います。

項目説明
データ列乗算される数値
入力パラメータ乗数
出力パラメータ-
出力データ列の値と入力パラメータの積を出力します。
データ列または入力パラメータが "" の場合は 0 として扱います。

使用例:

  • 値 に "10"、入力パラメータ に "5" が入っている場合、出力は "50" です。
  • 値 に ""、入力パラメータ に "3" が入っている場合、出力は "0" です。
  • 値 に "7"、入力パラメータ に "" が入っている場合、出力は "0" です。
  • 数値として無効な値は 0 として扱われます。

データ列の数値をいくつかの範囲に分類し、その分類結果を出力します。分類は、入力パラメータで指定された境界値に基づいて行われます。

項目説明
データ列分類する数値
入力パラメータ数値の境界値(昇順に指定)
出力パラメータ値に応じた分類結果:
・値が入力パラメータ(0)より小さい場合の結果
・値が入力パラメータ(0)と等しい場合の結果
・値が入力パラメータ(0)より大きく入力パラメータ(1)より小さい場合の結果
・値が入力パラメータ(1)と等しい場合の結果
(以降同様)
出力値の範囲に応じた分類結果

使用例:

  • 値 に 15 が入っている場合: 入力パラメータ に "10|20|30"、出力パラメータ に "Small|Ten|Middle|Twenty|Large|Thirty|Very Large" が入っている場合、出力は "Middle" です。
  • 値 に 10 が入っている場合: 入力パラメータ に "10|20|30"、出力パラメータ に "Small|Ten|Middle|Twenty|Large|Thirty|Very Large" が入っている場合、出力は "Ten" です。
  • 値 に 35 が入っている場合: 入力パラメータ に "10|20|30"、出力パラメータ に "Small|Ten|Middle|Twenty|Large|Thirty|Very Large" が入っている場合、出力は "Very Large" です。
  • 値 が数値として無効な場合、出力は "" です。

データ列 1 番目の値とデータ列 2 番目の値を数値として比較し、その結果に対応する出力パラメータを出力します。

項目説明
データ列値(1): 比較する数値1
値(2): 比較する数値2
入力パラメータ-
出力パラメータ・値(1)が値(2)より小さい場合の結果
・値(1)と値(2)が等しい場合の結果
・値(1)が値(2)より大きい場合の結果
出力比較結果に応じた出力パラメータの値
いずれかのデータ列の値が数値として無効な場合は "" を出力します。

使用例:

  • 値(1) に 10、値(2) に 20 が入っている場合、出力は 出力パラメータ(0) の値です。例えば、出力パラメータ が "Less|Equal|Greater" であれば、出力は "Less" です。
  • 値(1) に 15、値(2) に 15 が入っている場合、出力は 出力パラメータ(1) の値です。例えば、出力パラメータ が "Less|Equal|Greater" であれば、出力は "Equal" です。
  • 値(1) に 25、値(2) に 20 が入っている場合、出力は 出力パラメータ(2) の値です。例えば、出力パラメータ が "Less|Equal|Greater" であれば、出力は "Greater" です。
  • いずれかのデータ列の値が数値として無効な場合、出力は "" です。

データ列の文字列から、指定された開始位置と文字数で部分文字列を抽出し、出力します。

項目説明
データ列抽出元の文字列
入力パラメータ入力パラメータ(0): 抽出を開始する位置(1から始まる)
入力パラメータ(1): 抽出する文字数
出力パラメータ-
出力指定された位置から指定文字数分の部分文字列

使用例:

  • 値 に "ABCDEFGHI"、入力パラメータ に "3|4" が入っている場合、出力は "CDEF" です。
  • 値 が "" の場合、出力は "" です。
  • 入力パラメータ の値が数値として無効な場合や、抽出範囲が元の文字列の範囲外である場合、エラーが発生する可能性があります。

データ列の文字列から、指定された位置から指定された文字数分の文字列を削除し、結果を出力します。

項目説明
データ列削除元の文字列
入力パラメータ入力パラメータ(0): 削除を開始する位置(1から始まる)
入力パラメータ(1): 削除する文字数
出力パラメータ-
出力指定された部分を削除した文字列

使用例:

  • 値 に "ABCDEFGHI"、入力パラメータ に "3|4" が入っている場合、出力は "ABGHI" です。(3 文字目から 4 文字分 "CDEF" が削除されます)
  • 値 が "" の場合、出力は "" です。
  • 入力パラメータ の値が数値として無効な場合、または削除範囲が元の文字列の範囲外である場合、エラーが発生する可能性があります。

データ列の文字列の指定された位置に、入力パラメータの文字列を挿入し、結果を出力します。

項目説明
データ列挿入先の文字列
入力パラメータ入力パラメータ(0): 挿入する位置(先頭を0とする)
入力パラメータ(1): 挿入する文字列
出力パラメータ-
出力指定された位置に文字列を挿入した結果

使用例:

  • 値 に "ABCDEFG"、入力パラメータ に "3|_"が入っている場合、出力は"ABC*DEFG"です。(3 番目の文字の後に"*" が挿入されます) _ 値 が "" の場合、入力パラメータ(0) が 0 であれば出力は 入力パラメータ(1) の値になります。
  • 入力パラメータ(0) が数値として無効な場合、エラーが発生する可能性があります。

データ列の文字列を指定された方法で変換し、結果を出力します。変換方法は入力パラメータで指定します。

項目説明
データ列変換する文字列
入力パラメータ変換の種類を指定する数値(VBAのStrConv関数の定数):
・vbUpperCase (1): 大文字変換
・vbLowerCase (2): 小文字変換
・vbProperCase (3): 先頭文字を大文字に変換
・vbWide (4): 半角を全角に変換
・vbNarrow (8): 全角を半角に変換
・vbKatakana (16): ひらがなをカタカナに変換
・vbHiragana (32): カタカナをひらがなに変換
出力パラメータ-
出力指定された方法で変換された文字列

使用例:

  • 値 に "abcdefg"、入力パラメータ に 1 が入っている場合、出力は "ABCDEFG" です。
  • 値 に "ABCDEFG"、入力パラメータ に 2 が入っている場合、出力は "abcdefg" です。
  • 値 に "this is a pen"、入力パラメータ に 3 が入っている場合、出力は "This Is A Pen" です。
  • 値 が "" の場合、出力は "" です。
  • 入力パラメータ が StrConv 関数で定義されていない数値の場合、エラーが発生する可能性があります。

データ列の文字列に含まれる特定の部分文字列を、指定された別の文字列に置換し、結果を出力します。

項目説明
データ列置換対象の文字列
入力パラメータ置換する文字列
出力パラメータ置換文字列
出力指定された文字列を置換した結果

使用例:

  • 値 に "ABCDEFG"、入力パラメータ に "CDE"、出力パラメータ に "XXX" が入っている場合、出力は "ABXXXFG" です。
  • 値 に "apple banana apple"、入力パラメータ に "apple"、出力パラメータ に "orange" が入っている場合、出力は "orange banana orange" です。
  • 値 が "" の場合、出力は "" です。
  • 入力パラメータ が "" の場合、元の文字列がそのまま出力されます。

複数のデータ列の値を連結し、結果を出力します。連結方法や区切り文字は入力パラメータで指定できます。

項目説明
データ列値(1), 値(2), ...: 連結する文字列
入力パラメータ連結設定を"|"で区切って指定:
・指定なし: 単純連結
・"区切り文字": 指定文字で連結
・"区切り文字|末尾文字列": 指定文字で連結し末尾追加
・"接頭辞|区切り文字|接尾辞": 接頭辞と接尾辞付きで連結
出力パラメータ-
出力設定に従って連結された文字列

使用例:

  • 値(1) に "A"、値(2) に "B"、値(3) に "C" が入っている場合: 入力パラメータ が "" の場合: 出力は "ABC" です。 入力パラメータ が "-" の場合: 出力は "A-B-C" です。 入力パラメータ が "-|!" の場合: 出力は "A-B-C!" です。 入力パラメータ が "<<|-|>>" の場合: 出力は "<<A-B-C>>" です。
  • いずれかのデータ列が "" の場合、その部分は連結されません。

データ列の文字列を指定された区切り文字で分離し、指定された番号の要素を出力します。

項目説明
データ列分離する文字列
入力パラメータ区切り文字(改行コードの場合は "\n")
出力パラメータ取得する要素の番号(1から始まる)
出力分離された要素のうち、指定番号の文字列

使用例:

  • 値 に "A,B,C,D"、入力パラメータ に ","、出力パラメータ に "2" が入っている場合、出力は "B" です。
  • 値 に "apple\nbanana\ncherry"、入力パラメータ に "\n"、出力パラメータ に "3" が入っている場合、出力は "cherry" です。
  • 値 に "ABC"、入力パラメータ に ","、出力パラメータ に "1" が入っている場合(区切り文字がない場合)、出力は "ABC" です。
  • 値 に "A,B,C"、入力パラメータ に ","、出力パラメータ に "4" が入っている場合(指定された番号の要素が存在しない場合)、出力は "" です。
  • 入力パラメータ が "" の場合、値 の値がそのまま出力されます。

データ列の文字列(姓)の最初の文字を抽出し、出力します。

項目説明
データ列姓 または "姓 名"
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力姓の最初の文字を抽出して出力します。

使用例:

  • 値 に "やまだ たろう" が入っている場合、出力は "Y" です。
  • 値 に "たなか じろう" が入っている場合、出力は "T" です。
  • 値 が "" の場合、出力は "" です。

データ列の文字列(名)のローマ字表記の最初の文字(イニシャル)を抽出し、出力します。名前にスペースが含まれる場合、スペース以降の最初の 1 文字または 2 文字を対象とします。全角スペースは半角スペースに変換されます。

項目説明
データ列"姓 名"
入力パラメータ-
出力パラメータ-
出力名のローマ字表記の最初の文字(大文字)
名がない場合は "" を出力します。

使用例:

  • 値 に "やまだ たろう" が入っている場合、出力は "T" です。
  • 値 に "たなか じろう" が入っている場合、出力は "J" です。
  • 値 が "" の場合、出力は "" です。

データ列の文字列に対して、入力パラメータの正規表現パターンに一致する部分を、指定された文字列で置換し、結果を出力します。 「検索」ではなく「置換」ですので注意してください。

項目説明
データ列正規表現による置換を行う対象の文字列
入力パラメータ検索する正規表現パターン
出力パラメータ一致した部分を置換する文字列
出力正規表現による置換後の文字列

使用例:

  • 値 に "123-4567"、入力パラメータ に "[^0-9]"、出力パラメータ に "" が入っている場合、出力は "1234567" です。(数字以外の文字を削除)
  • 値 に "apple banana apple"、入力パラメータ に "apple"、出力パラメータ に "orange" が入っている場合、出力は "orange banana orange" です。("apple""orange" に置換)
  • 値 が "" の場合、出力は "" です。
  • 正規表現が無効な場合、エラーが発生する可能性があります。

データ列の文字列が、入力パラメータで指定された正規表現パターンに一致するかどうかを判定し、結果に応じて指定された文字列を出力します。

項目説明
データ列正規表現のマッチングを行う対象の文字列
入力パラメータ検索する正規表現パターン
出力パラメータマッチした場合の出力文字列と
マッチしなかった場合の出力文字列を"|"で区切って指定
出力マッチ結果に応じた文字列

使用例:

  • 値 に "apple123"、入力パラメータ に "[0-9]+"、出力パラメータ に "数字あり|数字なし" が入っている場合、出力は "数字あり" です。(文字列に 1 つ以上の数字が含まれているため)
  • 値 に "apple"、入力パラメータ に "[0-9]+"、出力パラメータ に "数字あり|数字なし" が入っている場合、出力は "数字なし" です。
  • 値 が "" の場合、正規表現にマッチしないと判定され、出力は 出力パラメータ の 2 番目の文字列になります。
  • Mac 環境では、エクセルの機能制限により正規表現は使用できず、エラーとなります。

データ列の文字列に対して、入力パラメータで指定された正規表現パターンに最初にマッチする部分のうち、指定された番号のサブマッチ(括弧で囲まれた部分)を抽出し、出力します。

項目説明
データ列対象の文字列
入力パラメータ正規表現パターン(抽出部分を括弧で指定)
出力パラメータサブマッチの番号(0から始まる。0は最初の括弧を表す)
出力最初のマッチから抽出されたサブマッチ文字列

使用例:

  • 値 に "日付: 2023年10月27日"、入力パラメータ に "日付: (....)年(..)月(..)日"、出力パラメータ に "1" が入っている場合、出力は "10" です。(最初のマッチの2番目の括弧で囲まれた「月」の部分を抽出)
  • 値 に "名前:山田太郎 (やまだたろう)"、入力パラメータ に "名前:(.*) \((.*)\)"、出力パラメータ に "1" が入っている場合、出力は "やまだたろう" です。(最初のマッチの2番目の括弧で囲まれたフリガナ部分を抽出)
  • 値 が "" の場合、または正規表現にマッチしない場合、出力は "" です。
  • 指定したサブマッチ番号が存在しない場合、出力は "" です。
  • Mac環境では、エクセルの機能制限により正規表現は使用できず、エラーとなります。

データ列の文字列に対して、入力パラメータで指定された正規表現パターンに一致する部分を、出力パラメータで指定された形式($1, $2などのサブマッチ参照を含む)で置換した結果を出力します。

項目説明
データ列正規表現による検索と置換を行う対象の文字列
入力パラメータ検索する正規表現パターン(抽出部分を括弧で指定)
出力パラメータ置換後の文字列の形式($1, $2 などでサブマッチを参照可能)
出力サブマッチを参照して置換された文字列

使用例:

  • 値 に "2023年10月27日"、入力パラメータ に "(\d+)年(\d+)月(\d+)日"、出力パラメータ に "月日は$2/$3です" が入っている場合、出力は "月日は10/27です" です。(月と日を抽出して指定された形式で出力)
  • 値 に "山田太郎(やまだたろう)"、入力パラメータ に "(.*)\((.*)\)"、出力パラメータ に "お名前:$1、読み方:$2" が入っている場合、出力は "お名前:山田太郎、読み方:やまだたろう" です。(名前とフリガナを抽出して指定された形式で出力)
  • 値 が "" の場合、または正規表現にマッチしない場合、出力は "" です。
  • Mac環境では、エクセルの機能制限により正規表現は使用できず、エラーとなります。

データ列が、入力パラメータで指定されたパターンに一致するかどうかを順に判定し、最初に一致したパターンに対応する出力パラメータを出力します。

項目説明
データ列パターンマッチングを行う対象の文字列
(複数指定時は内容を接続)
入力パラメータ比較するパターンを格納した配列
ワイルドカード(*、?など)使用可
出力パラメータ入力パラメータの各パターンに対応する出力文字列の配列
入力パラメータと同じ要素数が必要
出力最初に一致したパターンに対応する出力パラメータ

使用例:

  • データ列の内容 が "ABCDEFG"、入力パラメータ に "ABC_|DEF\*"、出力パラメータ に "パターン 1 に一致|パターン 2 に一致"が入っている場合、出力は"パターン 1 に一致" です。

  • データ列の内容 が "PQRXYZ"、入力パラメータ に "ABC*|DEF*"、出力パラメータ に "パターン1に一致|パターン2に一致" が入っている場合、出力は "" です。

  • 入力パラメータ が "" の場合、データ列の値がそのまま出力されます。例えば、データ列の内容 に "TEST" が入っている場合、出力は "TEST" です。

データ列の文字列に、入力パラメータで指定された文字列が含まれているかどうかを判定し、含まれている場合に、対応する出力パラメータをカンマ区切りで連結して出力します。

項目説明
データ列検索対象の文字列
(複数指定時は内容を接続)
入力パラメータ検索する文字列のリスト
出力パラメータ入力パラメータの各要素に対応する出力文字列のリスト
出力含まれている文字列に対応する出力パラメータをカンマ区切りで出力します。
何も含まれていない場合は "" を出力します。

使用例:

  • 検索対象の文字列 に "リンゴ バナナ オレンジ"、入力パラメータ に "リンゴ|ミカン|バナナ"、出力パラメータ に "果物1|果物2|果物3" が入っている場合、出力は "果物1,果物3" です。("リンゴ""バナナ" が含まれているため)
  • 検索対象の文字列 に "ぶどう パイナップル"、入力パラメータ に "リンゴ|ミカン|バナナ"、出力パラメータ に "果物1|果物2|果物3" が入っている場合、出力は "" です。

複数の指定されたデータ列の値が、それぞれの入力パラメータと一致するかどうかを判定し、一致した場合に対応する出力パラメータをカンマ区切りで連結して出力します。

項目説明
データ列複数のデータ列を参照
入力パラメータ各データ列に対応する比較対象の値を格納した配列
出力パラメータ各データ列と入力パラメータの組み合わせが一致した場合に出力する値を格納した配列
出力一致したデータ列の出力パラメータをカンマ区切りで出力
一致するものがない場合は "" を出力します。

使用例:

  • データ列に "商品名" 列と "価格" 列があり、それぞれ "リンゴ""100" が入っているとします。
  • データ列が "商品名,価格" で、入力パラメータ に "リンゴ|200"、出力パラメータ に "果物|高価格" が入っている場合、出力は "果物" です。("商品名" 列の値 "リンゴ" が 入力パラメータ の "リンゴ" と一致するため)
  • データ列に "商品名" 列と "価格" 列があり、それぞれ "リンゴ""100" が入っているとします。
  • データ列 "商品名,価格" で、入力パラメータ に "みかん|100"、出力パラメータ に "果物|高価格" が入っている場合、出力は "高価格" です。("価格" 列の値 "100" が 入力パラメータ の "100" と一致するため)

複数の指定されたデータ列の値が、それぞれの入力パラメータと一致するかどうかを順に判定し、最初に一致したデータ列に対応する出力パラメータを出力します。

項目説明
データ列複数のデータ列を参照
入力パラメータ各データ列に対応する比較対象の値を格納した配列
出力パラメータ各データ列と入力パラメータの組み合わせが一致した場合に出力する値を格納した配列
出力最初に一致したデータ列の出力パラメータ
一致するものがない場合は "" を出力します。

使用例:

  • データ列に "商品名" 列と "価格" 列があり、それぞれ "リンゴ""100" が入っているとします。
  • データ列 "商品名,価格" で、入力パラメータ に "リンゴ|200"、出力パラメータ に "果物|高価格" が入っている場合、出力は "果物" です。("商品名" 列の値 "リンゴ" が 入力パラメータ の "リンゴ" と最初に一致するため)
  • データ列に "商品名" 列と "価格" 列があり、それぞれ "リンゴ""100" が入っているとします。
  • データ列 "商品名,価格" で、入力パラメータ に "みかん|100"、出力パラメータ に "果物|高価格" が入っている場合、出力は "高価格" です。("価格" 列の値 "100" が 入力パラメータ の "100" と最初に一致するため)

3 つの日付データ列を基に生死判定を行い、結果を出力します。

項目説明
データ列値(1): 生死を知りたい日付
値(2): 生存状態を示す文字列(入力パラメータ(0)と比較)
値(3): 基準日
入力パラメータ入力パラメータ(0): 死亡状態を示す文字列
入力パラメータ(1): 基準日から起算する日数
出力パラメータ出力パラメータ(0): 日付条件により判定保留となる場合の出力
出力パラメータ(1): 死亡と判定された場合の出力
出力パラメータ(2): 生存と判定された場合の出力
出力条件に応じた判定結果
日付が無効な場合は "" を出力します。

使用例:

  • 値(1) に "2024/01/15"、値(2) に "死亡"、値(3) に "2024/01/10"、入力パラメータ に "死亡|7"、出力パラメータ に "不明|死亡|生存" が入っている場合、出力は "死亡" です。(基準日 + 7 日 は 2024/01/17、生死を知りたい日付 2024/01/15 はそれ以前なので死亡)
  • 値(1) に "2024/01/20"、値(2) に "死亡"、値(3) に "2024/01/10"、入力パラメータ に "死亡|7"、出力パラメータ に "不明|死亡|生存" が入っている場合、出力は "不明" です。(基準日 + 7 日 は 2024/01/17、生死を知りたい日付 2024/01/20 はそれ以降なので不明)
  • 値(1) に "2024/01/20"、値(2) に "生存"、値(3) に "2024/01/10"、入力パラメータ に "死亡|7"、出力パラメータ に "不明|死亡|生存" が入っている場合、出力は "生存" です。(生死を知りたい日付 2024/01/20 は基準日より後なので生存)

いずれかの日付が日付として無効な場合、出力は "" です。

データ列の値をキーとして、指定されたワークシートと範囲を参照し、該当する行の指定された列の値を出力します。VLOOKUP 関数を使用し、キーが存在しない場合はデータ列の値をそのまま出力します。キーの型が一致しない場合に備え、文字列検索後、数値に変換して再検索を試みます。

項目説明
データ列検索キーとなる値
入力パラメータ入力パラメータ(0): 参照先のワークシート名
入力パラメータ(1): 参照範囲の左上隅のセルアドレス
入力パラメータ(2): 参照範囲の右下隅のセルアドレス
入力パラメータ(3): 参照範囲内で取得する列番号(左端の列を1とする)
出力パラメータ-
出力VLOOKUP関数を使用し、キーが存在しない場合はデータ列の値をそのまま出力
キーの型が一致しない場合、文字列検索後に数値に変換して再検索を試みます。

使用例:

  • 値 に "apple"、入力パラメータ に "Sheet2|A1|B10|2" が入っている場合、Sheet2 の A1:B10 の範囲で "apple" を検索し、見つかった行の 2 列目の値を出力します。
  • Sheet2 の A 列に "apple" が見つからなかった場合、数値に変換して再検索します。
  • それでも見つからなかった場合、出力は "apple" になります。

データ列の文字列に対して、指定されたワークシートのA列の正規表現パターンを順に適用し、最初にマッチしたパターンの行のB列の値を出力します。マッチするパターンがない場合は空文字を出力します。

項目説明
データ列マッチング対象となる文字列
入力パラメータ入力パラメータ(0): 参照先のワークシート名
出力パラメータ-
出力A列の正規表現パターンにマッチした行のB列の値
マッチするパターンがない場合は空文字
テーブル構造A列: 正規表現パターン(例:頭皮.*(創|打撲|傷|骨折))
B列: 出力値(例:S01.0)

使用例:

  • 値 に "前額部挫創"、入力パラメータ に "外傷病名" (シート名) が入っている場合、外傷病名シートの正規表現パターン (額\|頭\|顔\|口\|唇\|眼\|顎\|耳\|鼻\|頬\|脳\|眉).*(創\|打撲\|傷\|骨折) にマッチするため、その行のコード値 S01.8 を出力します。
  • マッチするパターンがない場合、出力は "" (空文字) になります。

参照するシートの例

正規表現パターンコード説明
犬咬創W54犬咬創
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(額|頭|顔|口|唇|眼|顎|耳|鼻|頬|脳|眉).*(創|打撲|傷|骨折)S01.8頭部のその他の部位の開放創
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