手術データの注入 - 形成外科疾患名・疾患部位・手技名の自動展開
- 形成外科領域において、疾患名に最終分類を注入すれば、大分類・中分類・小分類・極小分類が自動的に展開されます。
- 疾患部位は大分類・小分類・疾患左右を同時に指定できます。
- 手技名に Kコードを指定すれば NCD形式に自動的に展開されます。
疾患名
最終分類を注入すれば、大分類・中分類・小分類・極小分類が自動的に展開されます。
例えば、最終分類として「皮膚膿瘍」を注入すれば、大分類には「Ⅵ炎症・変性疾患」、中分類には「炎症・変性疾患」、小分類には「頭部の炎症・変性疾患」、極小分類には「皮膚・軟部組織疾患」が自動的に注入されます。
具体的な注入用文字列の例は以下のとおりです。
@NCD_PtDataScraper@ last_disease_name 皮膚膿瘍 |
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なお、当然ですが、NCD に最終分類として存在しない疾患名を注入しようとしてもエラーになります。
疾患部位
疾患部位は、NCD 入力画面ではまず大分類を選択し、続いて小分類を選択し、その後疾患左右を選択するようになっています。
このとき、大分類によって小分類の選択肢が変わってしまうため自動注入が困難でしたが、上記項目をまとめて指定することで自動注入できるように対応しました。
データは、「大分類,小分類,疾患左右」のように指定します。 このとき、疾患左右には、左:0, 右:1, 両側:2, 正中:3 が対応します。
具体的な注入用文字列の例は以下のとおりです。
@NCD_PtDataScraper@ disease_region 体幹,腰部,1 |
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手技名
手技は、Kコードだけで指定した場合にも、NCD の形式に展開されます。
例えば、注入用文字列として
@NCD_PtDataScraper@ kcode K006-(1) |
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もしくは
@NCD_PtDataScraper@ kcode K0061 |
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をご用意いただければ、 「K006-(1):皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝未満)」 が自動展開して注入されます。
もしKコードが不明で手技名がわかっている場合には、
@NCD_PtDataScraper@ syugi_name 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) |
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のような指定が可能ですが、手技名が不正確な場合にはエラーになります。
両方がわかっている場合には、
@NCD_PtDataScraper@ syugi K0061: 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) |
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のように指定することもできますが、この場合も手技名が不正確な場合にはエラーになります。
動作上の制限
現時点での動作上の制限は以下のとおりです。
誤った データを設定した場合、実際には注入されないにもかかわらず、注入に成功した旨の表示が出る場合があります。なぜなら、NCD 入力画面の書き換えは注入操作後に行われるため、NCD Helper はタイミンを合わせて遅延注入する必要があるからです。あらかじめご了承ください。
架空データによるデータ入力サンプル
形成外科症例のデータ入力ページで試すことができます。年度が異なるとエラーが表示される場合があります。