患者さん自身のスマホに保存されている写真を「セキュア問診票」を用いて取得する

患者さんが受診されたとき、「写真に撮ってきたんですけど」と、例えば下血したときの便の性状をスマホで撮影した写真を見せてくれることがあります。 まさに百聞は一見にしかずで、便の性状を見ただけで出血の原因をかなり絞り込み、出血量を概ね把握することができますよね。

このようなとき、皆さんはどうされていますか?

患者さんのスマホの画面をデジタルカメラで撮影するのも一つのやり方ですが、スマートとは言えませんし、ピントが合わなかったりぶれたりすることもあります。

このようなとき、セキュア問診票で写真を取り込むための準備がしてあれば大変便利ですので、そのやり方をご紹介します。

1. まず、管理アプリのメニューの「問診表定義一覧」のページを開きます。

2. 共用問診票のリストから「単機能/写真の取得」を選択してください。

3. これを、個別問診票としてコピーすると利用できます。

問診票エディタの画面にて、必要に応じて問診票の内容をご自身の使いやすいように適宜修正していただくこともできます。

4. エディタのメニューより問診票内容を「クラウドに保存」してください。

  • クラウドに保存することで、スマホアプリから使える状態になります。

5. 画面右の「問診アプリ起動」のタブを選択すると、QRコードが表示されます。

6. このQRコードを読み取ることでスマホアプリが起動しますので、このQRコードを印刷するなり、業務手順書に入れ込むなりして、現場で利用できる状態にしてください。

このQRコードを写真が保存されているスマホで読み込むと、左側のような画面となります。 カメラを起動すると中央の画面になりますので、保存済みの写真を取得するためのボタンを押して、スマホ内部の写真を選択してください。 この画像は Android のものですが、iPhone でも同様の操作になります。

このようにして取得した写真を送信することで、個人用スマホの内部に保存済みの写真を問診票システムに取り込むことができます。 (ここでは画像にぼかしを入れてあります)

その後、管理アプリの「回答一覧」より、入力内容を表示し、適宜電子カルテなどに転記してください。

送信された内容はこのように取得されます。 これをクリップボード経由などで電子カルテに転記してください。

このようにすれば、どんなスマホからでも、保存済みの写真を取得することができます。

「セキュア問診票」では、送信内容を運営会社であるエミュインであっても内容を取得することはできませんので、どのような写真でも安心して送ることができます。