よくある質問 ~セキュア問診票~

セキュア問診票の名前の由来は何ですか?

セキュア問診票は、患者さんの個人データに、運営会社であるエミュイン合同会社は一切アクセスしない(できない) という点が最大の特徴です。 だから、「セキュア問診票」と称しています。 患者さんの個人データを営利目的に使用することは決してありません!

利用料金はいくらですか?

本システムを営利目的にご利用いただくには、利用料金のお支払いが必要です。 お支払いただくまでの期間にも、自由にご試用いただけます。

料金設定は以下の通りです。

  • 医師数が常勤換算で2名以内かつ、看護師および介護士数が常勤換算で5名以内またはそれに準ずる規模の医療施設様は 10,000 円/年の定額サブスクリプション制 (小規模施設様向けバリュープラン) の対象となります。
    • 利用料金のお支払いには、銀行振り込みもしくは PayPal をご利用いただけます。
  • 上記の小規模施設に該当しない医療施設様は 50,000 円/年の 通常プラン の対象となります。
    • 通常プランの場合、5つまでのログイン ID をご利用いただけますので、部署ごとに使い分けるなど、より柔軟な問診表システム構築が可能となります。
    • 病院としてご契約いただき、部署ごとの ID で管理アプリを独立してご利用いただくことを想定しています。
    • 6つ以上のログイン ID が必要な場合には、追加分のログイン ID あたり 10,000 円/年の追加となります。
    • 利用料金のお支払いには、請求書払いまたは PayPal をご利用いただけます。
  • いずれも、導入料金はかかりません。
  • ご利用いただける問診票の種類や数に制限はありません。
  • 非営利で公的な目的でご利用頂く場合 (学校検診など) には、個別にお申し出いただければエミュイン合同会社にて審議した上で無料といたします。
  • 問診票の作成は、スコア計算を伴わない単純なものは 10,000 円 (元になるワードやエクセルファイルなどがある場合は 5,000 円)、スコア計算を伴うものは 15,000 円 (元になるワードやエクセルファイルなどがある場合は 10,000 円) にて請け負います。ただし、質問項目数が 20 項目以上の場合は別途お見積もりとさせていただきます。

なお、PayPal からのお支払いにおいては、クレジットカード情報や銀行口座からの引き落としをご利用いただけますが、カードや口座の情報が PayPal から当方へ通知されることはありませんので安心してご利用いただけます。

無料で試せますか?

無料で全機能をご試用いただけます。

試用期間中に作成された問診票などは全てそのまま通常利用可能です。

なお、問診票に回答するアプリには試用期間中である旨が表示されますので、ご注意をお願いします。

COVID-19 診療での利用では無料とのことですが

問診票のタイトルに “COVID-19” もしくは “新型コロナ” の文字列が含まれていれば、 スマホのアプリにおいて「試用中」の表示がされませんので、料金をお支払いいただいた場合との区別がなくなります。

もともと試用での機能制限はありませんので、すなわち無料でご利用いただけるということになります。

問診票の数はいくつまで利用できますか?

利用可能な問診票の数には制限はありません。 それぞれの回答数にも制限はありません。

問診票の回答結果はいつまでサーバーに保存されますか?

問診票への回答後、3ヶ月で自動的に消去されます。 これは、低額な利用料金を維持するためのサーバー容量の節約が主な目的です。 万一の回答者のプライバシー保護にもつながります。

もちろん、回答内容をそれぞれの医療機関にてダウンロードし保管しておくことは可能です。

回答内容は、どのように保管されるのですか?

まず、医療機関で作成された問診票の内容は、クラウドにアップロードされ保管されます。 患者さんが回答用のアプリを起動すると、問診票の内容が読み込まれます。 患者さんが送信ボタンを押すと、回答内容はスマホ内で暗号化され、クラウドにアップロードされ保管されます。

クラウドに保管されているデータは暗号化されており、第三者はもとより、管理するエミュイン合同会社にも内容を解読することはできません。

医療機関は、任意のタイミングで管理アプリから回答内容を読み込みます。 暗号は管理アプリ内部で解除されます。

なお、クラウドには Google のサービスを利用しています。

患者さん自身が撮影した写真を送れますか?

送れます。 患者さんご自身に病変部位などの写真を撮っておくってもらうことが可能です。 データ容量の問題から、枚数は3枚までに制限させていただいております。

回答内容をどのようにして電子カルテに移すのですか?

回答内容を電子カルテに移す作業は、クリップボードを介して行うのが最も便利なやり方です。 セキュア問診票システムと電子カルテを別々のPCで動かしている場合には、ネットワークや Bluetooth を介したクリップボードの共有を推奨いたします。

クリップボードの共有ができない場合には、Bluetooth を介したファイル共有にて回答内容を電子カルテに移すことができます。

電子カルテで取り込む際にできるだけ多くの場面でご利用いただくため、いくつかの出力方式を用意してあります。 適切な形式を選択していただくことで、回答内容をどのように出力するかを設定できます。 詳細はユーザーズマニュアルの「回答の取得」の項をご参照ください。

通常の初診時の問診票としての利用以外の利用方法はありますか?

例えば、次のような利用方法が考えられます。

  • 皮膚疾患で定期通院されている患者さんに、病変部分の写真を再診の受診前に送ってもらえば、毎回の診察の記録として利用できます。
  • 糖尿病の食事指導においては、食事の記録を受診前に送っていただくことで毎回の診察時の生活習慣の聴取に掛ける時間を減らすことができます。
  • 通院で抗がん剤治療を行っている患者さんには、副作用の発現状況を投与前に送っていただくことで副作用対策が容易になります。
  • 訪問時の遠隔記録ツールとしてご利用いただけます。
  • 職員の健康管理ツールとしてもご利用いただけます。

そのほか、さまざまな応用が考えられ、貴重な診療時間をより有効に使っていただくための助けになると思います。

自分では問診票の定義が思うように作れません。時間もありません。サポートしてもらえますか?

もちろんサポートいたします。 ただし、有料での対応となります。

もともとお使いの問診票がある場合、エクセルやワードの元データを送っていただければ、それと同じ内容の問診票をご用意いたします。 料金は、20項目以内であれば 10,000円となります。 それを超える内容の場合には別途お見積もりさせていただきます。

管理アプリのダッシュボード から、「ユーザー様から Emuyn へのお問い合わせ」にてご相談ください。

セキュア問診票で使えるのはシングルページの問診票だけです。複数ページの問診票に対応しないのはなぜですか?

セキュア問診票で使えるのはシングルページの問診票のみとしています。

回答する患者さんの立場で考えますと、その先の質問内容がわからないまま回答を続けることは不安なものです。 例えば、最後に「答えたくない必須項目」があった場合にはどうでしょうか? 思っていたよりも質問が長く続くため、途中で回答をやめてしまうこともしばしばあります。

たしかに、大きな文字でページ毎に一問ずつの問診票は、一見、患者さんに優しく映ります。 しかし、スマホで問診票に答えようとする世代の患者さんには過剰な配慮かもしれません。 また、老眼であったとしても、必要に応じて文字を大きくすることなどは各自のスマホですでに設定されているはずです。

セキュア問診票は、あくまで患者さんが不安無く回答できることを主眼に置いて設計しておりますので、あえてシングルページとしてあります。 このコンセプトにご賛同いただけますと幸いです。

問診票の質問項目に個人情報を含めない場合、どうやって誰の回答かを同定するのでしょうか?

問診票の質問項目に個人情報を含めない場合、問診票の送信時に回答番号が表示されます。 この回答番号から同定が可能となります。

なお、回答番号がわからない場合には、回答に利用したスマホに記録が残っていますので、そのスマホで再度問診票の画面を開くことで過去の回答の回答番号を確認できます。

回答内容に含まれる患者さんのプライバシーデータが漏洩する可能性はありませんか?

セキュア問診システムでは、公開鍵/秘密鍵にて解読キーを暗号化した AES256 暗号化方式を採用しています。 これは強固で信頼性が高く、実績のある標準的な暗号化方式です。 暗号化は、問診票の内部に含まれる公開鍵を用いて患者さんのスマホアプリ(など)の内部で行われます。 復号(暗号解除)は、医療機関のローカル環境のPC内部で、秘密鍵を用いて行われます。 秘密鍵は、そもそもセキュア問診システムを運営するエミュイン合同会社は保持しませんので、漏洩の危険はまったくありません。

もちろん、医療機関におかれましてはローカル環境へのウィルスの感染などに十分注意していただき、 復号後のデータが漏洩しないよう対策していただく必要があります。

医療機関のPCに患者さんのスマホからウィルスなどを送り込まれる危険はありませんか?

回答内容のデータは暗号化して送信され、バイナリデータの排除と送信データサイズに制限により、危険なウィルスから防御しています。 送信される画像についても、内部的な画像変換処理を通すことで、余分なコードを通過させませんので安全です。

管理アプリを別のPCで開いてログインすると、秘密鍵がない、とのエラーメッセージが表示されました。一台のPCでしか使えないということでしょうか?

セキュア問診票システムは制限無く複数のPCでご利用になれますが、そのためにはログイン用の ID とパスワードだけではなく、秘密鍵の準備が必要です。

患者さんの個人データに医療機関以外は一切アクセスできないというセキュアなシステムを実現するため、セキュア問診票システムでは公開鍵/秘密鍵方式の暗号化を採用しております。 この秘密鍵は、管理アプリで初めてユーザー登録した際に利用したPCにおいて、ブラウザの内部で生成され保存されます。 ですので、他のPCで管理アプリを開いてログインしても、秘密鍵が存在しないのです。

初めてユーザー登録した際に利用したPC以外で問診票の回答内容を取得するには、秘密鍵のインポートが必要です。その手順は次の通りです。

  • 秘密鍵を保持しているPCから秘密鍵をエクスポートする (ファイルとしてダウンロードする)
    • そのPCから秘密鍵が消えるわけではありません。
  • 他のPCで管理アプリを開いてログインし、その秘密鍵をインポートする (USBメモリなどでそのPCにファイルを移動して読み込む)
    • インポートの後は、その PC からもエクスポートできるようになります。

なお、同じPC内であっても、異なる種類のブラウザを使う場合や、ブラウザのユーザーが異なる場合にも、秘密鍵は共有されませんので、同様の操作が必要となります。

また、ブラウザの再インストールなどで内部データが失われると秘密鍵も失われ、回答内容を取得できなくなります。 秘密鍵は早い段階で必ずエクスポートしてそのファイルを保管しておいてください。

どうやって1ヶ月あたり1000円以下という低価格を実現しているのですか?

問診票は利用者様ご自身で作成していただき、 料金のお支払いには PayPal を利用するなど、 できるだけ人手を介さないシステムが構築してあります。 さらに、お問い合わせへの対応はメールのみにて行うなど、 徹底して人件費を抑えてあります。

そのために、無理せず業界最低価格を実現できているのです。 導入コストは0円です。 ランニングコストは、小規模施設様であれば小規模施設様向けバリュープランが適用されますので 他社の1/10以下となります。

逆に、問診票の作成や料金の請求書払いについては別料金を設定するなどしています。 問診票作成のサポートも実費になります。 ご自身で解決していただく利用者様に余分な負担は掛けません。