語源で学ぶ英単語 - 使用説明書

バージョン: 1.0.0 BETA
最終更新: 2025年11月6日

「語源で学ぶ英単語」は、英単語を接頭辞・語根・接尾辞に分解して視覚的に表示することで、語源から単語を理解・記憶する学習支援Webアプリケーションです。

  • 語源パーツの色分け表示 - 接頭辞(青)・語根(赤)・接尾辞(緑)で視覚的に理解
  • 音声読み上げ機能 - 正しい発音を学習
  • 単語管理機能 - 重要な単語や習得済みの単語をマーキング
  • スマート学習 - 表示回数の少ない単語を優先的に出題
  • 柔軟なフィルタリング - 難易度レベルやステータスで絞り込み
  • 入出力機能 - 単語リストのインポート/エクスポート


アプリケーションは以下の5つのタブで構成されています:

  • 単語学習 - メインの学習画面
  • 語源一覧 - 語源の一覧と詳細
  • 単語一覧 - 全単語の一覧と検索
  • 単語管理 - 重要/習得済み単語の管理(有効化時のみ)
  • 設定 - アプリケーションの設定

右上のメニューボタン(≡)からタブを切り替えられます。

  1. アプリを開くと、スタート画面が表示されます
  2. 「ランダムに単語を表示」ボタンをクリック
  3. 単語が表示されます

スタート画面


単語カードには以下の情報が表示されます:

1. 単語名と発音

  • 大きく表示された英単語
  • 🔊 発音ボタン - クリックすると音声で発音を聞けます
  • ⋮ メニューボタン - 単語のステータスを変更(単語管理機能有効時)

単語ヘッダー部分

2. 品詞と意味

  • 品詞バッジ - 動詞、名詞、形容詞などを色付きバッジで表示
  • 意味 - 日本語の意味(複数の品詞がある場合は品詞ごとに表示)
  • レベルバッジ - A(初級)、B(中級)、C(上級)
  • ステータスアイコン - ⭐(重要)、✓(習得済み)

設定で「最初から日本語訳を表示する」をOFFにすると、
意味がぼかして表示され、クリックすると見えるようになります。

意味表示部分

3. 語源パーツ

単語を構成する語源パーツが色分けで表示されます:

  • 青色 - 接頭辞(例: pre-, re-, un-)
  • 赤色 - 語根(例: view, port, dict)
  • 緑色 - 接尾辞(例: -able, -tion, -ness)

各パーツをクリックすると、その語源の詳細を見ることができます。

語源パーツの色分け

4. 例文とメモ

  • 例文 - 実際の使用例(🔊ボタンで音声再生)
  • メモ - 単語についての補足情報

例文とメモ

画面下部のボタンで単語を切り替えられます:

  • [ランダム] - ランダムに別の単語を表示
  • [<] - 前の単語へ(語源ナビゲーション時のみ有効)
  • [>] - 次の単語へ(語源ナビゲーション時のみ有効)

ナビゲーションボタン

語源パーツをクリックすると、その語源を含む単語を続けて学習できます:

  1. 語源パーツ(青・赤・緑のボックス)をクリック
  2. 同じ語源を含む単語のリストが表示されます
  3. リストから単語を選ぶか、[<][>]ボタンで順番に見られます
  4. 枠が太くなっている語源パーツが現在のアクティブな語源です

語源ナビゲーション

手動再生

  • 単語の横の🔊ボタン - 単語を読み上げ
  • 例文の横の🔊ボタン - 例文を読み上げ

自動再生

設定で「単語を自動読み上げ」をONにすると、単語を表示した際に自動的に発音されます。

💡 音声が再生されない場合は、ブラウザがWeb Speech APIに対応しているか確認してください。

重要な単語や習得済みの単語をマーキングして管理できます。

方法1: 単語学習画面から

  1. 単語の横の ボタンをクリック
  2. メニューから選択:
    • ⭐ 重要にする / 重要を解除 - 重要な単語としてマーク
    • ✓ 習得済みにする / 習得済みを解除 - マスターした単語としてマーク

単語ステータスメニュー

方法2: 単語一覧画面から

  1. 「単語一覧」タブを開く
  2. 各単語の下にある⭐と✓のボタンをクリック
  3. 色が濃くなったらマーク済み

方法3: 単語管理画面から

  1. 「単語管理」タブを開く
  2. タブで絞り込み(すべて / 重要 / 習得済み)
  3. ⭐と✓のボタンでステータス変更

単語管理画面

  • 重要と習得済みは独立 - 両方同時にマークできます
  • レベルバッジの横に表示 - ⭐と✓が表示されます
  • 学習に影響 - 設定により、重要な単語を優先的に出題したり、習得済みの単語を除外できます

ステータスアイコンの表示


学習する単語の範囲を4つのモードから選択できます。

設定画面の「単語セット選択」で切り替えられます:

1. レベル設定に基づく(標準)

  • 難易度レベル(A/B/C)でフィルタリング
  • 習得済み単語を自動的に除外
  • 重要単語を70%の確率で優先表示
  • 初期設定のモードです

2. 重要マークの単語のみ(レベル設定無視)

  • 重要マークをつけた単語のみ表示
  • 難易度レベルは無視されます
  • 難易度設定が無効化(グレーアウト)されます
  • 自分で厳選した単語だけを集中学習したい場合に便利

3. 重要マークの単語のみ(レベル設定有効)

  • 重要マーク + 難易度レベルの両方でフィルタリング
  • 例: 重要な単語のうち、初級(A)だけを学習

4. 習得済み単語を除く(レベル設定有効)

  • 習得済みでない単語のみ表示
  • 難易度レベルも適用されます
  • 復習せずに新しい単語だけ学習したい場合に便利

単語セット選択

この設定は以下の機能に影響します:

  • ランダム単語表示
  • 語源ナビゲーションの単語リスト
  • 統計の「表示可能単語数」
  • 語源モーダルの単語リスト

フィルタリング後の統計


重要な単語や習得済みの単語をリストとして保存したり、読み込んだりできます。

手順

  1. 「設定」タブを開く
  2. 「単語リスト入出力」セクションへ移動
  3. エクスポートボタンをクリック:
    • ⭐ 重要単語をエクスポート
    • ✓ 習得済み単語をエクスポート
  4. テキストエリアにJSON形式で表示されます

エクスポート画面

出力形式

[
  "preview",
  "review",
  "interview",
  "portable"
]

アルファベット順にソートされた単語のリストです。

テキストエリアの操作

右上のボタンで操作できます:

  • 📋 コピーボタン - クリップボードにコピー
  • ⬇ ダウンロードボタン - JSONファイルとしてダウンロード(ファイル名: etymology-export.json)
  • ✕ クリアボタン - テキストエリアをクリア

テキストエリアのボタン

手順

  1. 「設定」タブを開く
  2. 「単語リスト入出力」セクションへ移動
  3. テキストエリアに単語リストを貼り付け
  4. インポートボタンをクリック:
    • ⭐ 重要として一括インポート
    • ✓ 習得済みとして一括インポート

インポート画面

対応形式

以下の2つの形式に対応しています:

1. JSON形式

["word1", "word2", "word3"]

2. 単語の羅列

word1 word2 word3

または

word1, word2, word3

または

word1
word2
word3

スペース、タブ、改行、カンマ、またはこれらの組み合わせで区切ることができます。

インポート結果

インポートが完了すると:

  • 成功件数と失敗件数が通知されます
  • テキストエリアの内容は残ります(再確認や修正が可能)
  • 見つからなかった単語は赤い警告ボックスに表示されます

インポート失敗単語の表示

失敗単語への対応

単語が見つからない理由:

  • スペルミス
  • データベースに存在しない単語
  • 大文字小文字の違い(自動的に照合するので通常は問題なし)

失敗単語を修正して再度インポートできます。

テキストエリアの操作

  • 📋 コピーボタン - 内容をクリップボードにコピー
  • ✕ クリアボタン - テキストエリアと失敗単語リストを一括クリア

すべての語源を一覧表示し、検索できます。

  1. 「語源一覧」タブを開く
  2. 語源が種類ごとに分類されて表示されます:
    • 接頭辞 - 青色のバッジ
    • 語根 - 赤色のバッジ
    • 接尾辞 - 緑色のバッジ

語源一覧画面

  • 上部の検索ボックスに語源や意味を入力
  • リアルタイムで絞り込まれます
  1. 語源をクリック
  2. モーダルウィンドウで詳細情報が表示されます:
    • 語源の意味
    • 由来(ラテン語、ギリシャ語など)
    • 詳細説明
    • この語源を含む単語のリスト

語源詳細モーダル

  1. 語源詳細モーダルで単語をクリック
  2. その単語の学習画面に移動
  3. 語源ナビゲーションがアクティブになります

すべての単語を一覧表示し、検索できます。

  1. 「単語一覧」タブを開く
  2. 単語がカード形式で表示されます
  3. 各カードには以下が表示されます:
    • 単語名
    • ステータスバッジ(⭐重要、✓習得済み)
    • 意味(設定により表示/非表示)
    • ⭐と✓のボタン

単語一覧画面

  • 上部の検索ボックスに単語や意味を入力
  • リアルタイムで絞り込まれます
  • ⭐ボタン - 重要マークのON/OFF
  • ✓ボタン - 習得済みマークのON/OFF
  • 色が濃い場合はマーク済み
  1. 単語カードをクリック
  2. その単語の学習画面に移動

「設定」タブでアプリの動作をカスタマイズできます。

最初から日本語訳を表示する

  • ON(デフォルト) - 意味が最初から見える
  • OFF - 意味がぼかされ、クリックすると見える

学習スタイルに合わせて選択してください。

単語を自動読み上げ

  • ON - 単語を表示したときに自動的に発音
  • OFF(デフォルト) - 🔊ボタンを押したときのみ発音

単語管理機能を有効化

  • ON(デフォルト) - 重要/習得済みマーキング機能を使用
  • OFF - 単語管理機能を非表示

表示設定

前述の「単語セット選択」を参照してください。

学習する単語のレベルを選択します:

  • A - 初級(A1-A2相当)
  • B - 中級(B1-B2相当)
  • C - 上級(C1-C2相当)

複数選択可能です。すべて選択すると全レベルの単語が対象になります。

💡 「重要マークの単語のみ(レベル設定無視)」モードを選択すると、
この設定は無効化(グレーアウト)されます。

難易度設定

学習履歴を記録する

  • ON(デフォルト) - 表示した単語を記録(最大100件)
  • OFF - 記録しない

ランダム表示の選択方式

  • スマート選択(推奨) - 表示回数が少ない単語を優先
  • 完全ランダム - すべての単語から均等に選択

スマート選択を使うと、まだあまり見ていない単語を効率的に学習できます。

履歴を削除

  • ボタンをクリックすると確認ダイアログが表示されます
  • 削除すると復元できません

履歴設定

前述の「単語リストの入出力」を参照してください。

以下の統計が表示されます:

  • 総単語数 - データベース内の全単語数
  • 表示可能単語 - 現在の設定で学習対象となる単語数
  • 重要単語 - 重要マークをつけた単語数
  • 習得済み単語 - 習得済みマークをつけた単語数

統計情報


1. 語源から理解する

  • 語源パーツをクリックして関連単語を見る
  • 同じ語源を持つ単語をまとめて覚える
  • 例: pre-(前に)を理解すれば、preview, predict, prepareの意味が推測できる

2. 重要な単語をマークする

  • 試験に出そうな単語、業務で使う単語に⭐マーク
  • 「重要マークの単語のみ」モードで集中学習
  • 覚えたら✓マークをつけて除外

3. スマート選択を活用する

  • 「スマート選択」で効率的に新しい単語を学習
  • 表示回数が少ない単語が優先的に出題される

4. 音声を活用する

  • 必ず発音を聞いて正しい読み方を覚える
  • 自動読み上げをONにすると便利

5. 定期的に復習する

  • 習得済みマークをつけた単語も、時々「すべて」モードで復習
  • エクスポート機能で単語リストを保存し、他のツールでも活用

音声が再生されない

  • ブラウザがWeb Speech APIに対応しているか確認
  • Chrome、Edge、Safariを推奨
  • HTTPSで接続していることを確認

単語が表示されない

  • 難易度設定で少なくとも1つのレベルが選択されているか確認
  • 「重要マークの単語のみ」モードで重要単語が0件でないか確認
  • すべての単語が習得済みになっていないか確認

インポートがうまくいかない

  • JSON形式が正しいか確認(ダブルクォート、カンマ、角括弧)
  • 単語のスペルが正しいか確認
  • 失敗単語リストを見て修正

画面が崩れる

  • ブラウザを最新版に更新
  • ページをリロード(F5またはCtrl+R)
  • ブラウザのキャッシュをクリア

すべてのデータはブラウザのLocalStorageに保存されます:

  • 重要/習得済みのマーク
  • 学習履歴
  • 設定
⚠️ ブラウザのデータをクリアするとすべて削除されます!
定期的に単語リストをエクスポートしてバックアップすることを推奨します。

現在、キーボードショートカットは実装されていません。

  • スマートフォンやタブレットでも快適に使用できます
  • タップターゲットは最小44pxで設計
  • 縦画面・横画面の両方に対応

モバイル画面


EMUYN 合同会社
Webサイト: https://www.emuyn.net/

バグ報告や機能要望は、Webサイトのお問い合わせフォームからお願いします。

  • バージョン: 1.0.0 BETA
  • 最終更新: 2025年11月6日

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